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鉢植えを買って育てているが、2年目からさっぱり花が付かない。どうしたらよいか。
3月中旬 受付
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花後の肥培が不足していることが第一と思われるので、花が終わったら花房の摘除を行い、続いて施肥を必ず行う。肥料は有機無機に関わらず緩効性のものがよいが、この種の肥料、特に油粕などはいつまでも形状をとどめているので、うっかり効いているものと考えがちなワナに落ちないこと。2年に一度くらいは鉢替えをして元気の良い根を育てることも大切。
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市内寺尾で、庭植えのシャクナゲの生育がよくないが、どうしてか。
3月中旬 受付
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考えられる原因。
①土地(砂地)で夏の乾燥が影響。②潮風が当たる。強い風に対しては耐性が小さいので困る。
以上の2点が大きく関係していると思われるので、その対応を図ることと、施肥についても①と合わせて考え与え方(分施、多回数)を工夫する。
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肥料の与え方について知りたい。
3月中旬 受付
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肥料を与える時期は花後が一番大切。その後は真夏の高温期を除いて緩効性肥料を与える。
(例)油粕の玉肥…この場合は一ヶ月等で肥効が失せるので、その頃には次の新しいものを与える。
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2年ほど前に鉢から地植えにした。場所が悪いのか、よく育たないのでまた鉢にとりたいが…
3月中旬 受付
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地植えの場所が西日、風等が強くなく排水が良い所であればよく育つはずなので、この様な条件の所でなお具合が悪いということであれば、肥料や水の与え方等が問題なので、その点を再点検する。場所が悪いようであれば鉢に上げてもよい。時期は早春または秋が良い。
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蕾が開かずに落ちてしまうし、葉も巻いてきたがどうしてか。
3月中旬 受付
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根が弱っているようだ。長いこと植え替えていないと根が回ってしまい、次いで根腐れを起こすと、蕾が開くときに急速に水分が欲しいのに補えずに落ちることがある。根の様子を見て欲しい。根が傷んでいたら早速植替えをするよう勧める。
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花後の管理方法を知りたい。
3月中旬 受付
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花後は花房を摘み取る。その後伸び出して来る芽数が多過ぎるようであれば摘除する。合わせて施肥をするが油粕の玉肥なら一ヶ月後にもう一回施す。夏は地面の高温、乾燥を防ぐようにする。特に日当たりが強すぎるような所では午後を重点に日除けをする。
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株が根際を少し残して折れてしまったが、新しい芽を吹くか?
3月下旬 受付
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シャクナゲは古い枝から(木化した部分)は新芽を吹きにくいので、あまり期待はできない。
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植え替え用土について。和シャクの管理は洋シャクと比べ特別な管理は必要ですか。
4月中旬 受付
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赤玉(細):鹿沼(細):ピートモス:バーミキュライト=4:2:3:1の混合土で植え替えてください。和と洋での管理方法に大きな違いはありません。年間管理についての本を販売しているので、よろしければどうぞ。
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①花後、花がら摘みの要領
②植替えの要・不要の判断は?
4月下旬 受付
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①花がたくさん付き過ぎた時は気持ち早く積んで消耗を防ぐとよいが、咲き終わった時点で摘んで良いでしょう。その際は鋏でも、手でも良いが新芽を傷めないようにすることが大切。
②潅水の際に水が浸みこみにくくなってくると根がいっぱいになって来た現れですから、こんなになったら鉢から抜いてみるまでもなく植替えが必要です。
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花壇の一角に植えてある株が花が着かなくなってきた。また蕾が褐変して落ちることがあるがどうしたらよいか。
4月下旬 受付
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花後に伸びた新枝の先端に花芽が着きますが充実不良(栄養不足、根の活力低下などが原因で)のときは、着きにくくなります。夏の地温上昇を避けるマルチングは大切ですし、花後に施肥をしてやります。植えた場所の土質が山土そのままではシャクナゲには好ましくないので、鹿沼土のような物やピート等を混ぜて通気性の確保も大切です。蕾の褐片は虫が食い入ってないか見てください。蕾の中に入って害する虫がありますから、その駆除が必要になります。根の働きが十分でない時は急に大きく育ち、伸びる花弁のために必要な水が間に合わないと十分な開きにならないことも起こりえます。
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16年くらい前、山から掘った日本産のシャクナゲを鉢で管理してきたが、あまり生長がよくない。どう管理したらよいか。土は鹿沼単体、2回ほど植え替え。施肥はしない。
4月下旬 受付
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鹿沼土のみの土なので、夏場の水やりを十分に行う必要がある。朝夕の2回必要な場合もある。花が終わったら施肥を行う。月1回くらいで真夏は避けて。※尿素と硫安の違いについて。土壌がそれぞれのものが分解する過程で尿素は中性、硫安は酸性になりやすい。
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蕾が開かないで新芽が展開してしまう現象が昨年、今年と2回続いたが、原因は?
4月下旬 受付
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蕾の色が褐変しているようならば、虫害の可能性があります。蕾の中を調べてみてください。その場合は前年のうちに侵入した虫ですので、夏頃から時々浸透性の殺虫剤を用いる必要があります。
数年植え替えをしていないとのことですと、根の働きが弱っていることによる場合も考えられますので、根を調べることと植替えをおすすめします。用土は今迄のものと同じ赤玉、鹿沼の混合などがよいでしょう。ピートだけの場合は水管理に十分な注意がいります。
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石組を作りその間に植えた日本シャクナゲの生育が良くないが、何が原因か?
5月上旬 受付
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岩組のポケットに入れた山土が一つの原因のように思われます。(いつも湿りがちとの事)排水・通気性の良い鹿沼土のような物を入れて植え直してみてください。併せて質問の土手に植えたツツジの生育が好ましくないのもその粘質土がよくないと思われるので客土と排水対策をしてみてください。
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花後の扱い方。
5月上旬 受付
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花房の摘除、咲かなかった枝は頂芽の摘除、新芽が伸びてきたら混み具合を見て枝数を調整する。
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葉がくしゅっとなった(ビニール袋を燃やした時の感じ)原因
5月上旬 受付
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こちらで問いなおすも良く分からな方ので写真で送ってくれるようお願いし、メールで来ることになっているが来ていない状況。
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シャクナゲが枯れかかっている。何とかしたい。
5月上旬 受付
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シャクナゲ:今年は花も付かず、芽も見えない。緑の所が少し残っている。(水をたくさん与えたとのこと)昨年買ったとのことなので、詰まっているよりは根が悪くなっているかも。抜いてみて、良い桃がまだあるようだったら鹿沼土か何かに植え替え、動かないようにして様子を見る。
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植替えをしてやりたいが要領は?
5月上旬 受付
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(求めた株はピートのような物で植えてあった物を昨年一回り大きい鉢に替え、その際は山野草用の市販の用土を使っている。)用土はなるべく今まで植えてあったものに近い物が良いでしょう。(生育不良等の事が特になければですが)根鉢のまわりをそっと丁寧に崩して植え替えます。一般的にはシャクナゲ、ツツジ類は酸性の用土を好みますので鹿沼土やピートモスが良く使われますが、日本シャクナゲではあまり有機物を入れずにピートも1~2割で十分です。
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花後の管理について
5月中旬 受付
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花が終わったら花茎の付け根から剪定する。その後若芽がいっぱい出てきたら2本ぐらい残して摘み取り、残した芽を充実させて枝を太らせると毎年咲くようになる。昨年秋に植えたとの事なので、夏の灌水管理を怠らないように伝えた。
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庭に地植えしたシャクナゲが咲かない。(剪定はしていない。花は咲いた後すぐに切る。生育はよく、葉は生き生きしている。)
5月中旬 受付
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春、開花後に地植えしたとのことなので、(適期ではない)樹勢が弱っているのかもしれない。
周囲に植物がたくさん植わっているとの事なので、日照不足かもしれない。日照不足の場合は。鉢植えにするか、周囲の木をある程度剪定し、日当たりを確保する必要がある。(→生育が良く、秋に花芽が無い状態であれば、日照不足ではないか)
花芽を食害されている可能性もある。→秋に殺虫剤で防除した方が良い。
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花後の管理について
5月中旬 受付
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花柄つみと芽かきを行う。
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新芽の扱い方について
5月中旬 受付
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花房の付け根から摘み取り、葉腋の新芽の伸長をはかる。その先端に夏期のうちに来年の花ができる。
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丈を伸ばしたくないので剪定したら咲かなかったが、どうすればよいか。
5月中旬 受付
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シャクナゲは新梢の先端に来年の花が形成されます。その新梢が充実していないと花芽をつけません。枝の途中で切って出るような弱い芽も花をつけるには至りません。品種によって伸びやすいものとそうでないものがあり、さらに鉢植えのものは伸長抑制剤で伸びを抑えているものもあること等を考慮して管理に当って下さい。
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今年花をつけなかったが原因は何か?
5月中旬 受付
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鉢植えで5~6年経っているということなど考えると、根詰りによることと、施肥はしていないということから栄養不足の2点が考えられます。
植え替えは一まわり大きい鉢にゆるめてやるとよいでしょう。施肥は花後のお礼肥に重点を置いて油粕のようなものを与えるようにします。鉢の置場は西陽が当らないなるべく夏は涼しい所を選んで置くように考えてやります。
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枝が伸びすぎるので小さく切りつめたいがどうか?
5月中旬 受付
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花後伸長する芽の先端に来年の花になる花芽が夏の間に形成されます。その新芽を切ると脇芽の発生伸長はなされますが、花芽着生に至るほどは充実できないのでその枝は花をつけないことになります。
伸長具合は品種間差がたいへん大きいので、伸びにくい品種を選ぶことも大切ですし施肥も窒素に片寄ったものにならないようにすることが大切です。
Bナインという伸長抑制と着花促進の効果を合わせもつ生長調整剤の利用も考えられます。
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花の咲かなかった枝から伸びた芽をとってもよいか。
5月中旬 受付
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1本しか伸びていない場合、芽かきをすれば新梢が何本か伸びて来る。なるべくい時期に芽かきして、新梢を出して充実させること。
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花がら摘みの要領。
5月下旬 受付
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花房の付け根から摘み取り結実を防ぐ。(1花ごとに行わなくて良い)
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花後の摘芽について。
5月下旬 受付
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花後は花房を摘み取ると、その付け根付近についている芽が伸びて夏にその先端に花芽ができる。古葉のついている下やその付近で切りつめると芽が出ないので注意する。花が付かなかった枝は新芽が伸び出した頃に摘み取ると、花房を摘んだ時と同じような形で下の方から芽が伸びる。
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株元の低い枝を仕立てていきたいが中心部に伸びている古枝を切っても良いか。
6月上旬 受付
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切っても支障はない。時期は今がよい。
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鉢土がかちかちで植え替えたい。
6月上旬 受付
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すでに鉢から抜いて水につけている、ということだったので適期ではないが、ひとまわり大きな鉢に用土(鹿沼単用)を増して植え付けてしまった方がよい。根をあまりいじらないように。◎単用だと乾くので、水ゴケを乗せてよいか。→1日2回水をやって対応した方がよい。
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花後の手入れ方法は?
6月上旬 受付
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花房の付け根から折り取る作業を遅れないように実行。花が付かなかった枝に新芽が1本長く伸びてくる場合、分枝を希望するようなら早めに新芽を欠き取って下の休眠中の芽が伸びてくるようにすると良い。
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昨年買った時は17個も花がついていたが、今年は何にもつかなかった。鉢が小さいのか。
6月上旬 受付
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話し方を聞いた限りでは鉢が小さ過ぎるし、施肥も不十分なので栄養の関係で花がつかなかったものと思われるので、その点を改善するとよい。
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花後の手入れ法を聞きたい。
6月上旬 受付
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①花がらを摘む。
②根の状態を見て植え替え。(根をほぐし、今までと似たような用土で)が必要なら急いで行い、植え替え直後は風を避けてやり活着を促す。
③高温・乾燥を避けるため午前中くらいの日当たりの場所で、敷きワラ等をしてやる。
④施肥は植え替えをしない時はすぐに、植え替えたものは一ヶ月くらい経ってから行う。
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花後の剪定法
6月上旬 受付
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花房の付け根から切除する。花が咲かなかった芽は伸び始めた頃に摘み取る。
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新芽がしおれていて、よく見たら新芽の基部が茶色く、空洞になっている。
6月上旬 受付
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おそらくベニモンアオリンガの食害と思われます。殺虫剤の散布。
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花がつかなかった原因。
6月上旬 受付
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主に肥料不足。
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花がつかない。剪定の要領を聞きたい。(実物持参)
6月中旬 受付
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花後すぐに花房を摘み、伸び出す新芽の数が多すぎたら間引く。この作業が遅れないように注意する。(施肥をしっかり行う)
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花が咲かない。
6月中旬 受付
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蕾ができたのに大きくならず、そのまま茶変して咲かないとのことだったので、蕾に侵入する虫ではないか?蕾が固い時期、4月下~5月上旬に殺虫剤を散布(ツツジのベニモンアオリンガを参考に回答した)。
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寝巻の苗木を植え付けたい。根巻は取るか?また植え場所の土(山砂)に何を混ぜれば(加えれば)よいか。
6月中旬 受付
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通常は根巻き材料をとらずに植付けるが、今まで植わっていた土と、植え場の土が全く違う性質な為、根鉢を少しかいて植える。また、客土の半分程度の量を目安にピートモス+腐葉土を混合する。
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植え替えを今の時期にやって良いか。用土は何がよいか。
6月下旬 受付
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新芽が伸び、葉が開いたばかりの時期で傷みが出やすいので、出来るだけ避けた方がよい。秋10月頃になればよい。用土は鹿沼土が最も一般的。
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芽かきの要領は。
6月下旬 受付
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花後、花房の付け根から摘み取る。その後発生して来る新芽の数が多すぎる場合は適当に間引けば良いが普通はそのままにしている。丈を短くしようとして葉の無い部分から切除すると新芽が出ないので注意する。
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鉢植えのシャクナゲが落葉し、枝を折ってみると枯れている様子だが、葉がついている枝(小枝1本)は生き残るか。それは回復するには年がかかるか。
8月下旬 受付
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結論的にはほとんど回復の見込みはないでしょう。話の内容から西洋シャクナゲと思われますが、高温や乾燥には弱いのでこれが原因でなったと思われます。鹿沼土だけで植え、夏は涼しく過ごせる場所に移して管理するのがよいでしょう。この様にわずか小枝1本を残して他は落葉した株は、しばらくはそのままになって生きていますが、それが繁茂して元の株のようになることはほとんど期待できません。
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日本産のシャクナゲの新芽が黄白色の葉が出て枯れた。長年庭植えのもので、枯れないものもあるが…
9月上旬 受付
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水環境の不適(排水不良)等で根が障害を受けたと思われる。年数を経ることによって、腐葉土などの分解が進むことによって起こることに今年の天候条件が加わることで生じたものではないか。
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苗(花が終わったもの)を植えて3年経つが花が咲かない。どうしてか。枝が伸び過ぎるので新芽の一部を摘んでいる。
9月中旬 受付
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写真を見ると新芽の伸びが不足しているので、これは切除したためと思われ、このために枝の充実が不十分で花が付かなかったのが原因。新芽を切り詰めることをせずにB-ナイン溶液を噴霧すると着花が促進されるし枝の伸び過ぎも抑えられるので、その方法を試してみてください。
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伸び過ぎて困る。
9月中旬 受付
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新芽の処置でうまくいかない(伸び過ぎる)ようなら古い部分からの切り戻しは出来ないので、これという良い方法は思い当たらない。新芽だけなら伸長抑制の使用を勧める。
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胴吹き芽が少し出るが育たない。育て方が悪いのか。
9月中旬 受付
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一般に胴吹芽がまともに育つ事はあまりないので、樹種の特性とみて良く、管理が悪いということではない。
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つぼみが色づいて咲きそう。そのままにしておいてよいか。
10月中旬 受付
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これから色づいて来る蕾を切り取ってしまう(切り取れるくらいになった時点で。)花が咲いてしまうと、種が出来る可能性があり、タネが出来ることで樹が弱るといけないので咲かせない方が良い。今後色づいていない蕾は咲いてこないと思うが、仮に咲いて来ても止める手立てはありません。また咲かせても採り除いても他の蕾に影響はない。狂い咲きの原因は気温だと思う。(寒くなったり暖かくなったりで)ちなみに狂い咲きしやすい品種があるそうです。
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2本ある枝のうちの1本が枯れたが切らなければならないか。
10月中旬 受付
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枯れた部分から新しく萌芽することはありませんので切除するしか仕方ありません。原因が病気でも害虫でもそのまま放置するのではなく切除、焼却が後のために良いでしょう。
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花が付かなかったが管理にどんな欠陥があったのか?
10月中旬 受付
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日除けが強すぎたことと施肥をしなかったことがお話の内容から推測されます。日よけは日焼けしない程度に薄くすることが大切ですし、花後に油かす等のお礼肥をしっかり施してください。
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購入した苗が3年経ったので植え替えたところ根があまり伸びていなかった。どうしてか。
10月中旬 受付
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植え替えの時に根鉢を崩さなかったのが原因でしょう。根鉢は外周1/3~1/4くらいは丁寧にほぐしてから新しい土を良くなじむように植えないと、いつまでも新根が張りませんのでこの点に注意してください。