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サイゴクミツバ

サイゴクミツバ

科名:
ツツジ科

この植物に関する質問

基本情報

サイゴクミツバはいつ頃ユキグニミツバになったのか。
4月下旬 受付
ミツバツツジの分類は1980年代に大きな改編がありました。今まで日本海側に自生するサイゴクミツバツツジ(Rhododendron nudipes)といわれていた種は、九州の一部のみに分布するものとなりました。それにともなって、日本海側に分布するサイゴクミツバツツジは、ダイセンミツバツツジの変種ユキグニミツバツツジ(Rododendron lagopus var.niphophilum)として扱われています。大幅な改編のため、当時は私も少々混乱したことを覚えています。
ユキグニミツバツツジの記載は1988年で、東大理学部の山崎敬先生によってなされたものです。タイプ標本は小千谷市丸山100mで採集された植物を東京で栽培したものです。ちなみにユキグニミツバツツジとサイゴクミツバツツジの違いは、前者が花柄やがく全体に褐色の軟毛が密生しますが、後者が花柄やがくは無毛か白色の軟毛が散生し、がくの緑のみ白色の軟毛が密生します。