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県内の天然記念物

5 虫川の大スギ

                            虫川の大スギ

●樹齢:推定1,000年(1,200年以上)

●樹高:30m

●根元周囲長:12.8m

●胸高周囲長(幹周り):10.5m

毎年付け替えられるしめ縄

             節くれだった幹

 

 上越市浦川原区虫川にある大スギは、樹齢1,000年を越えるとされる全国有数の巨木で、昭和12年4月17日に国の天然記念物に指定されました。白山神社の境内にある御神木として古くから信仰の対象とされ、胴に巻かれた立派なしめ縄は毎年取り替えられるなど、現在でもその役割を担っていることが伺われます。

 樹を仰ぎ見ると多数の枝が真上に伸び複数の木が育っているように見え、あたかも森をこの木が支えているようです。地上6mほどの高さにある大きな穴は今から150年前の安政年間に大雪で大枝が折れたためにできたもので、現在は鉄板で塞がれています。また、根元の土が固くなり呼吸を妨げるのを防ぐために木の周りに木道が設けられました。

 保護事業は昭和46年から始められ、平成10年からは樹勢回復治療が保存会により行われ、作業には地元の学校などが参加し、地域を挙げての活動が続いています。

 

  (植物園だより33号(平成20年)掲載)

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