植物Q&A

マツ

マツ

科名:
マツ科

この植物に関する質問

基本情報

花粉はいつごろまで飛びますか。
5月上旬 受付
4~6月くらいまでです。
①雄松、女松の違い ②雄花、雌花の違いについて
10月上旬 受付
①黒松を雄松という。男性的に太めの長い葉などが感じられる。女性的な柔らかさを持つ赤松を女松と呼ぶ。
②新梢の付け根に集って着くのが雄花で黄色い花粉が沢山出て周りを黄色くするくらいの時もある。雌花は赤色を帯びた栗のイガ状のもので受粉後肥大して松ぼっくりに育つ。この間に種子(翼を持つ)が入っていて晩秋に晴天時乾燥が続くと飛散する。
①八房松とは?
②寿松とは?
10月下旬 受付
①八房というのは枝葉が短く混み合った樹形のものを呼び、松以外にも八房○○とつく名のものがある。
②寿松は八房黒松の代表的な品種。濃緑太目の葉が特徴で葉長は普通の黒松の1/3くらい。
マツボックリはどのようにして実るのか。マツボックリとは何か。
11月下旬 受付
※アカマツ・クロマツの場合…①春に開花、受粉する。②翌年初夏に受精する。③その後、まつかさが大きく成長する。④秋に種(カエデのようなプロペラ風の)を落とす。この時期に付いているマツカサは、種を落としてしまった古いもの。種が中に入っているもの、今年の春に受粉した小さいものが見られるマツボックリのことを球果と呼ぶ。
※参考文献:「探して楽しむドングリと松ぼっくり」(山と渓谷社)、「園芸植物大事典」(小学館)、「日本の野生植物木本1」(平凡社)

育て方

松ぼっくりからマツを育てるには?
1月下旬 受付
①マツボックリは褐色になった秋10月頃に採取(落ちたものや春になってまだ枝上にあるものには種子が入っていない)する。
②採取後、紙などの上に置いて乾かし、種子が出て落ちるようにして集める。
③3月末頃に種子をまく。用土は特に選ばない。
④播種後覆土をしないこと。もし覆土をする場合もごく薄く、種子が見え隠れするくらいに。(光発芽性種子)
移植について。動かしていいのかどうか。
2月上旬 受付
クロマツの移植期は2~3月。時間に余裕があれば根回しして1年後に。(そんなに急がないし、大きさも幹周10㎝くらいのマツ。)
松の盆栽。白い綿状のものがついている。
2月中旬 受付
カイガラムシでは(1日中エアコンの付いた部屋に置いてある)。木について来たものが暖かさで増えたのでは。今付いたものは取らないときれいにならない。スプレータイプの薬剤を使ってみてください。
セキハンガレ病と知人に言われた。病気に対する対処法(薬剤散布)。
2月中旬 受付
赤斑葉枯れ病は5~6月及び9月に月2回くらいの割合で殺菌剤の散布をする。
幹に青っぽいコケがつく。害はないか。
2月下旬 受付
マツは青白いコケの共生菌があるので、現物を見ないと分からない。
付近のマツがかなりの数のものが枯れて行くが、原因は全てがマツノザイセンチュウによるとは思われないが、他に何科あるか。
3月上旬 受付
ザイセンチュウによる場合は全身的病状で枯れが進むし、幹にカミキリムシが出た跡の穴が見られるが、そうでなく。部分的に枯損したり、元気のよい若木や五葉松等が枯れる例が報告されていて、その原因ははっきりしない。
ブロック積みの垣根(7段)の近くに植えたマツが伸びて2階へ届くほどになった。伸ばさない方法はどうしたらよいか。
4月下旬 受付
葉がある所から切れば新しい芽が葉間から出て来るものですが、葉の無い所からは芽が吹かないのが一般のマツの性質です。葉は新旧問いませんが、多く残した位置で切れば、同化作用を行う面積が広いからその後の伸びも大きいので、あまり伸ばしたくない時には残っている葉を一部分むしり取って伸びと発生する新芽の数を抑えるようにします。
マツの病気について
5月上旬 受付
ご相談のマツの病気ですが、葉が赤くなるものが2つあります。
①マツ葉ふるい病:春に前の年に出た葉が淡黄褐色~灰褐色・灰白色に変わり落葉する。
【伝染と発病】病原胞子の飛散が多いのは7~9月の降雨後。今年の葉の初期病斑は黄斑として11月頃から現れ、そのままの状態で冬を越し、翌年4月頃から褐変症状となる。
【防除方法】有機質の不足したやせ地での発生が多いので、完熟たい肥を施して樹勢の回復に努める。病落葉も伝染源なので落ち葉は集めて焼却する。キノンドー水和剤40の500倍液を2週間に1回、症状が止まるまで散布する。
②マツ赤斑枯れ病:今年出た葉に夏以降発生する。はじめ葉に小褐点が生じ、やがて暗褐色となる。被害に遭った葉はすぐに落葉せず、越年するものが多い。
【伝染と発病】被害に遭った葉の上で越年した微小黒点が伝染源となる。
【防除法】上記のマツ葉ふるい病と同様。
新芽の摘み時期と方法(盆栽松)
5月中旬 受付
新芽が伸びきった頃。①全部付け根から摘み取る方法…後に芽数を整理しなければならない。②2番目くらいの芽を新葉が出る部分を少し残して摘み取る方法
新芽が出て来て、これから盆栽用に管理したいのだが、どう手入れをすればよいか。
6月上旬 受付
新芽のメクラ摘み。その後伸び出す芽数を適宜整理する。水はから目の管理をする。
枝が枯れこむ(虫と写真あり)
6月中旬 受付
マツの剪定の教室に来られる、とのこと。
毎年秋になると葉が半分くらい褐変して枯れるのはどうしてか。また葉の付け根付近に白い粉状のものがついているがこれとの関連はどうか。
8月上旬 受付
秋口から葉が褐変してくるのがハガレ病です。殺菌剤を月2回くらいの割合で夏からまき続けることで防除できます。葉の付け根付近の白いものはコナカイガラムシです。これは殺虫剤をまいて防ぎます。
幹の表面につくコケは除かねばならないか。また幹に空洞が出来たがどうすれば良いか。
8月上旬 受付
幹に苔が出るような環境が問題。日当たりと排水良好なことを好むので、それに留意する。差し当たり特に除去の必要はない。空洞は清潔にしておくよう心掛ける。大きくなったら水が溜まらないよう穴を開けるのもよい。
松の盆栽の仕立て方について教えて欲しい。(今年初めて作る)
8月中旬 受付
加治川植物園の渡辺さん(全日本小品盆栽協会)を紹介。0254-33-2547
マツカレハの幼虫の駆除について。
9月上旬 受付
年2回の発生をみるので孵化直後のまだ散らない時期に殺虫剤をかけるのが手早いが、発生箇所を見つけることが肝要になる。
剪定方法が悪いのかげんこつ状になるがどうしたらよいか。
9月中旬 受付
芽数を減らす。さもなければ剪定時にただ芽摘みをするのではなく古葉のもみ上げを必ずする。葉があるだけ芽の発生数が可能性としてあることを忘れない。
これから剪定して何か悪い状態になりますか。
(緑摘みと合わせて、春に剪定を行っていたのだが)
9月中旬 受付
絡み枝やふところ枝、枯れた枝を整理し、それと合わせて葉を整理したらよい。時期は10月末~11月の剪定時期に。
急に全身的に褐色になり枯れてきた。処置法は?
9月下旬 受付
状況からしてマツノザイセンチュウの加害によるものと思われる。伐採するしかないので、大きな造園業者に話してみるとよい。
庭に植えてあるマツが最近になって、芽のところが茶色に変色してきた。対処方法は?2~3箇所しかないけど…。
9月下旬 受付
原因はいくつか考えられますが、症状が少しならばその部分を切除して殺菌剤、春先に殺虫剤を散布して様子を見てください。
剪定の適期はいつですか?今切るとまずいですか?
10月上旬 受付
通常7月~8月中旬くらい。今切っても枯れないが、来年の芽出しに影響する。
幹に枯れ込みによる穴が出来ているが剪定時にはどんな所から切除するのか。
11月下旬 受付
剪定の際特に大枝を下ろす時はバークリッジを傷つけないような位置で切ることでカルスの発達を助ける。
コモ巻きをしたいが要領は?
11月下旬 受付
高さ1mくらいの所に幅30㎝くらいに巻けば良い。二重にしておけば厚さはOK。