郷土の花・樹木

3. 白根小学校のヌマスギ

白根小学校のグランドの真ん中に旧白根市の名木に指定された大木が立っています。
明治の終わり頃に植えられたといわれ、樹齢はおよそ90年だそうです。これまで、切り倒される危機もあったそうですが、その当時の校長先生方が守ってきたというお話を伺いました。
学校ではこの木を、鳳尾松(ホウビマツ)と呼んでおり、枝葉の形が鳳凰の尾に似ているところからその名の由来がきています。
平成15年、白根小学校では創立130周年を迎え、様々な記念事業が開催されました。
その一つが、5月末から6月初旬の白根大凧合戦期間中のホウビマツのライトアップです。PTAの方々や児童が集まって、点灯式を行いました。

今一つは、緑花センターの助成事業であるYOU優花緑まちづくり事業を活用した緑化活動を平成15年11月9日に実施しました。校庭の一角に若草山と呼ばれる土を盛った小高い場所があります。ここで雨の中、校長先生を始め、教職員、PTAの方々、児童の皆さんが一緒になって植樹を行いました。この森の名前を児童から募集し、「ひかりの森」と命名しました。

昔から大事に守られてきた樹木とこれから育んでいく樹木を、児童の皆さんの思い出とともにこれからも大切にしていってほしいと思います。

(平成15年度調査、情報誌22号にて掲載)

場所 新潟市(旧白根市)白根
種類 スギ科
高さ 20m
周囲 3.37m