芝生普及研究所

芝生普及研究所とは

芝生普及研究所

芝生は庭 園や公園、スポーツ施設など様々な場所で使用され、開放的で明るく美しい景観を形成するだけでなく、芝生の弾力性、柔軟性を活かし競技する人にやさしく快適な運動を可能としてくれます。また、芝生は気温上昇抑制効果や照り返し防止効果、騒音緩和効果や飛砂防止効果など人の生活環境の改善効果も持っています。

都市環境において、樹木の植栽や公園の整備などにより緑の量を増やしていくことは、市町村など地方、自治体の厳しい財政状況のなか困難になっています。しかし、小学校の校庭などのフリースペースを芝生化することで、都市緑化の増進、都市空間環境の向上が図れると考えられます。芝生の普及は都市緑化の観点から大きな可能性があるものの、管理方法やコストの面で課題も多く残されています。

そこで当センターでは、平成24年4月に「芝生普及研究所」を立ち上げ、芝生の普及啓発、管理手法の調査および研究をおこなっていくこととしました。

これまでの調査

平成19年に芝生地の維持管理について鳥取県、大阪府、京都府へ視察調査し、比較的安価に芝生化が可能な「ポット苗方式」による施工方法や、地域の方々や専門家といっしょに芝生化に取り組んでいる事例を確認しました。

調査

ポット苗には主にティフトン芝が使用されます。ティフトンはバミューダグラスの改良種で、ノシバやコウライシバより生長が旺盛で、芝が傷んでも回復が早く、良好な芝生を維持しやすい利点があります。

平成20年より「ポット苗方式」の芝生の試験を開始し、これまで一般的に使われてきたノシバやコウライシバのほかにティフトンが新潟県の気候条件でも適応できることがわかってきました。

平成22年度には、新潟市鏡淵小学校、新潟市西総合スポーツセンター多目的広場で「ポット苗方式」による芝生の造成をおこない、生育状況などを調査してきました。  芝生地の利用状況、土壌の状態、芝の種類により管理のポイントも異なります。良い芝生の状態を新潟の気象風土にあった手法でより効率的に維持することを目標にこれからも調査や試験を実施していきます。

新潟県内の校庭芝生化の普及状況

平成24年7月に県内市町村の教育委員会の協力を得て、小中学校の校庭の芝生化の実施状況について調査を行いました。
県内小学校の5.7%、今後の実施予定校数を含めると7.3%、中学校の1.7%が校庭の芝生化がされています。

※()内の数字は今後実施予定校数
小学校 中学校
校数 芝生化実施校数 校数 芝生化実施校数
上越地区 83 1(1) 29 3
中越地区 212 11(7) 95 1
下越地区 113 14 51 0
新潟市 114 4 57 1
合計 522 30(8) 232 5

これからの芝生普及にむけて

これからの芝生普及にむけて

芝生研究所を立ち上げてまだ間がなく、県内の芝生の状況の把握、芝生へのニーズ、維持管理、芝生の効果など取り組む課題が多くあります。
課題を一つずつクリアし、芝生の良さを認識してもらい、一人でも多くのみなさんに芝生に触れて欲しいと思っています。

校庭芝生化は、芝生に触れる機会を増やすための手法の一つでもあり、都市空間の環境の向上や児童生徒の体力向上に効果があります。
当センターの芝生普及研究所では、校庭芝生化について重点的に取り組んで行きたいと考えています。

園庭芝生化事業報告書

(公財)新潟県都市緑花センターでは、私立幼稚園・私立保育園をモデル園として平成25年度には5園、平成26年度には4園の園庭芝生化に取り組んでいます。「園庭芝生化事業報告書」では、平成26年度に実施したモデル園の実施状況や植栽初年度における課題と対応についてまとめています。

【各年度園庭芝生化事業報告書(PDF)】

   平成26年度 園庭芝生化事業報告書