6月下旬ころに新潟では梅雨入りし、7月下旬頃に梅雨明けとなります。梅雨明け後は、急に日差しが強くなり気温が上昇し、暑い日が続きます。
梅雨の時期に、アジサイが見頃となります。
「アジサイの花が咲かない」という原因の多くは、圧倒的にこの剪定にあります。
ポイントは『花後の剪定が遅れないこと』です。
花時に枝を見ると、昨年の木質化した枝から今年になって伸びた緑色の枝先に花がついている枝とついていない枝が見られますが、花がついていない枝は、剪定の遅れや栄養条件の不良などが原因で、花になる芽(花芽)ができる10月頃までに十分な芽の生長ができなかった枝です。
剪定 | 花は咲き終わってもバラなどのように花が散り落ちることがないので、剪定が遅れがちになることが多いのですが、7月末までには済ませましょう。 注意)一般の落葉樹の剪定と同じように秋に葉が落ちてから剪定すると、出来た花芽を切り落とすことになり、次の年に花がさきません。 |
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植え場所 | 丈夫な花木ですから、育てるだけならばあまり難しいことを考えることはありません。種類によって植える場所を考えましょう。 ○アジサイやガクアジサイの類 葉が厚く、日当たりがよいところのほうが花着きがよい。 ○ヤマアジサイの仲間 葉が薄くて日焼けし易いので、半日陰の乾きすぎないところが向いています。 |
水やり | 生育中は乾きすぎを嫌います。とくに鉢植えの花時の水切れはダメージが大きいので気をつけましょう。また、葉質が薄いヤマアジサイの仲間は、梅雨明け後の高温乾燥期にハダニの被害を受けやすいので、とくに注意が要ります。 |
梅雨時期は花壇等の草花は、日照不足から徒長しやすく、長雨により病害虫の発生も多くなるので注意が必要です。花がらや枯れ葉をそのままにしておくと見た目も悪いうえに、カビや病害虫の原因となるので
こまめに取り除きましょう。株が混みすぎた部分は間引くなどして日当たりと風通しを良くしましょう。
春から秋にかけて咲くベゴニア、ペチュニア、マリーゴールド、サルビアなどは
真夏には暑さで弱りがちです。
また、株が成長し、茎が伸びすぎて草姿が見苦しくなったり、下葉が枯れたりするほか、
株の内部は日当たりや通風が悪く、枯れこんできます。
こうなると、よい花が咲きませんので、8月上旬までに切り戻しをして株の若返りを図ります。
切り戻しによって、通風を良くし、わき芽の再生を促進します。
目安としては草丈の下から1/2〜1/3ぐらいのところで切ります。
(このとき、下葉を残して切り戻します。)
切り戻しを行ったあとは、薄い液体肥料を散布します。