財団法人 新潟県都市緑花センター

HOME緑の相談所園芸Q&A ›草花・球根編

園芸Q&A(草花・球根編)


ナスタチュームの葉にみみずのあとのようなものがありますが、これは何ですか?

質問は、虫の害によるものです。葉に絵をかいたような後が残ることから、総称してエカキムシと呼ばれます。

たいていはハモグリバエという虫によるもので、葉肉内に幼虫がもぐって不規則な線状の食べ跡が白く見られます。これがミミズのようなあとに見えます。

ハモグリバエは雑食性で1年の間に数世代、春から秋にかけて被害が見られます。防除は、とくにこの害虫だけを対象にした薬剤散布は必要ありません。見た目が悪いのですが、株を枯らしたり、衰弱させるものではなく、植物にはそれほど影響がないためです。防除を行う場合は、アブラムシと一緒に行います。付近に雑草(特にハコベ)などがあると、これに寄生し、発生源となることが多いので、除草してください。

写真の植物はナスタチュームではありません。

シャクヤクの植え付け適期と植え方を教えてください。

植え付け適期

9月下旬から10月初旬です。

この時期に植えると年内に新しい根が伸び、良く根づきます。

植え付け

日当たりの良いところに直径、深さともに30cm〜40cmの穴を掘り、元肥としてバケツの半分くらいの

腐葉土(あるいは堆肥)と化成肥料二握りを入れ、穴の半分くらいまでの土と混ぜておきます。その上に土を盛り(根に元肥が触れないように)、芽が3〜5cm隠れる深さに根を広げて植え付けます。

※植えつけて1年目は蕾を摘み、株を充実させましょう。

シャクヤクはボタン科ボタン属の宿根草です。花が咲くのは5月下旬から6月です。

春に咲く球根植物を鉢植えや庭で楽しんだ後、どのように管理したらよいですか?

花が終わった後の扱いは、植物によって違います。

●数年間植えたままでも良い球根植物

 数年間植えたままで大丈夫ですが、球根は毎年増えて混みあってきます。数年に一度は掘り上げ て(6月頃)、葉を残して10球くらいずつ束ねて日陰で干し、葉が完全に枯れたら切り離して保管します。秋になったら少し広めに植えなおします。

 スイセン、スノードロップ、ハナニラ、クロッカスなど

●毎年掘り上げたほうが良い球根植物

 6月頃、葉が黄色く枯れてきたら球根を掘りあげ、風通しの良い日陰で乾かして保管します。

 10月から11月頃に再び植え付けします。

 ※球根が小さいと次の年は花がつかないことがあります。

 チューリップ、アリウム


チューリップの球根の再利用はできますか?

庭花壇のチューリップから、新しい球根を生産し、再利用することは可能です。

5月上旬から中旬に茎葉が黄化してきたら、晴れた日に株ごと掘りあげ、茎を取り除きます。
雨の当たらない風通しの良い所で株のまま陰干しをします。乾いたら古い皮や根を取って新しい球根に整えてください。

球根は珠の周囲が10cm以上ないと花が咲かないことがあります。太った球根を選び、網袋に入れて軒下に吊るし、秋まで貯蔵して下さい。球根を肥大させるためには、花壇の肥料を2〜3割多めに与えておきましょう。


 

このページの先頭に戻る
トップページへ戻る

Copyright '2007. Niigata Urban Flowering and Greenery Foundation.All rights reserved