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園芸Q&A(庭木編)


ボタンを庭に植え、そのままにしていたら丈が高くなりすぎてしまいました。どのように剪定したらよいでしょうか?

ボタンはブッシュ型に仕立てられる場合もありますが、株元は単幹で、自根がよくでるように土を寄せてあげると寿命が長くなります。秋の剪定時に地際の芽を確認してそのすぐ上で切り戻します。但し翌年は花がつきにくくなります。地際に適当な芽が見当たらない場合は、今年伸びた茎の上部の芽を摘み、下の1〜2芽を残して切り戻し、来年の様子を見ましょう。


今年はアジサイの花が咲きませんでしたが、何が悪かったのでしょう。アジサイの花を毎年見ることが出来るようにするためのポイントはどんなことでしょうか?

「アジサイの花が咲かない」という話がよく聞かれますが、その原因のうちの一番多いと思われるものは剪定の時期と位置の間違いのようです。その次には夏の間、乾きすぎて葉が傷んだために枝が充実しなかったことなどが上げられます。

@花後の剪定
一般的なやりかたでは、花が終わったらなるべく速やかに新梢(葉が着いている部分)の中程かやや上のところで切ります。あまり背を高くしたくない場合は、花が咲かなかった枝はそのままにしておいて、咲いた枝は基部の方へたどっていって枝分かれしているところで切り取ります。この作業は遅れると秋の花芽が出来る時期までに枝が充実しないので遅くならないようにすることが大切です。
次に枝の途中から出ている細い新梢や混み合った新梢を切り取ってやりましょう。併せて根元から出た長く勢いのよい新梢は先端の2〜3節を摘み取ります。さらに、伸長開花を繰り返した4年生以上の古い枝は根元から切り取って、若い枝に更新してやります。ここまでの作業は7月中・下旬までには終わるようにすることが大切です。

A冬の剪定
冬の剪定は不要な枝の整理をする程度の補足的なものなので、花後の剪定をしっかりと行うことが大切です。
冬になって葉が落ちてしまうと花芽と葉芽の見分けが容易になるので、花芽を切り落とすことがないように注意しながら、枯れ枝、細くて花がつかなかった枝、込み合っている枝などの整理をします。

Bハイドランジアの剪定
鉢植えで出回るハイドランジアは花が着きやすいように改良された種類で、切り戻しの位置は芽があるところならばどこでもよく、地植えにしたものも花後は新しい枝に1〜2対の葉を残して切り戻してやるとコンパクトな株にまとまります。

C夏の管理
あとは夏の乾燥や病害虫で葉が傷まないように注意すれば毎年花を楽しめます。


庭や公園で見かける地植えのハギは大株に育っていて見事ですが、鉢植えなどで小さめに仕立てて楽しむことはできますか?

ハギは生育が旺盛で、冬に地上部が枯れてしまうものの、翌年さらに大きな株へと生長します。
鉢で育てることもでき、地植えより小じんまりとした姿になります。苗が出回るのは秋ごろです。生育期の水切れによる葉枯れを防ぐため、あらかじめ大きめの鉢(7〜10号)に植えつけると良いでしょう。苗の根を崩さないように植え、幼い苗は根が細いのでその冬は乾きすぎないように注意し、また、凍らない場所に置きます。

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